この手順書は、Windowsのシステムファイルに異常がないか確認し、修復するためのDISMコマンドとSFCコマンドの使い方を解説します。
これらのコマンドは、システムファイルをスキャンして破損がないかチェックし、問題があれば自動的に修復してくれます。
DISMコマンドとSFCコマンドを使用するには、管理者権限が必要です。以下の手順でコマンドプロンプトを起動してください。
DISM(Deployment Image Servicing and Management)コマンドは、SFCコマンドの前に実行するのが推奨されます。これは、SFCが使用するコンポーネントストアに問題がないか確認し、修復するためです。
このコマンドは、コンポーネントストアの破損をチェックします。
dism.exe /online /cleanup-image /checkhealth
このコマンドは、コンポーネントストアの破損をスキャンし、見つかった問題を自動的に修復します。このプロセスには数分かかることがあります。
dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth
コマンドの実行が完了すると、「操作は正常に完了しました。」と表示されます。
SFC(System File Checker)コマンドは、Windowsのシステムファイルに破損がないかスキャンし、問題があれば自動的に修復します。DISMコマンドでコンポーネントストアの健全性が確認された後に実行することで、より確実にシステムファイルを修復できます。
このコマンドは、システムファイルをスキャンし、破損しているファイルをWindowsのキャッシュから正常なファイルに置き換えます。
sfc /scannow
コマンドの実行には時間がかかります。完了すると、「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」または「Windows リソース保護は、破損したファイルを検出し、正常に修復しました。」といったメッセージが表示されます。
システムファイルの異常が疑われる場合は、以下の手順でコマンドを実行してみてください。
dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth
を実行sfc /scannow
を実行これらのコマンドを実行することで、Windowsのシステムファイルを健全な状態に保ち、予期せぬエラーや不具合の解決に役立ちます。