クリーンインストール時にWindows 11のエディションが勝手にHomeになってしまう問題は、主に以前そのPCにインストールされていたエディションの情報(プロダクトキー)がPC本体に記憶されているために起こります。
特に、プリインストール版のWindows Homeが搭載されていたPCで、後からProにアップグレードしたものの、クリーンインストール時にHomeの情報が優先されてしまうケースが多いです。
対処法は、インストールメディア(USBメモリなど)に設定ファイルを追加し、エディション選択画面を強制的に表示させることです。
インストール用のUSBメモリに、わずか数行の設定ファイル(ei.cfg)を追加するだけで、インストール時にHomeやProなどのエディションを選択できるようになります。
ei.cfgファイルを作成する[EditionID]
[Channel]
Retail
ei.cfgとして保存します。.txtにならないように注意してください。設定によっては「.txt」が非表示になっていることがありますので、ファイル名の変更時に「すべてのファイル」を選び、拡張子も含めてei.cfgと正確に入力しましょう。
sourcesフォルダを探します。ei.cfgファイルを、このsourcesフォルダの中にコピー(移動)します。ei.cfgを追加したUSBメモリを使ってPCを起動し、クリーンインストールを開始します。もしすでにインストールが完了してHomeになってしまった場合は、Proのエディションのプロダクトキーを持っているか、またはMicrosoft StoreからProにアップグレードすることで対応できます。
もしプロダクトキーを持っていない場合は、Microsoft Store経由で購入してアップグレードすることも可能です。