ロット別在庫管理

食肉卸の在庫管理は社内ロットで管理するのが一般的です。同じ商品名でもブランド、規格、キリング、原産地、賞味期限、個体識別番号、単価などが違いますので仕入時に新しい社内ロットを採番します。出庫時にはロット番号を指定して売上計上します。一つの商品名で検索すると画面には会社規模、商品にもよりますが数百行になることもあります。そのため操作性の良い様々な絞り込み条件の搭載が必須になります。

在庫管理では社内ロットの他に棚卸し管理用として冷蔵庫別、部署別、担当者別の情報のほかに滞留在庫情報、賞味期限管理、個体識別番号情報が瞬時に見える事が必要です。また仕入れ漏れ、売上漏れ、数量違い、不正などが棚卸しによって発見できるようなシステムで無ければいけません。

法令の改正などで、原産地、個体識別番号の厳格な管理が要求されています。国産牛を扱っている会社から「この管理方法でいいのか」との問い合わせを受けますが、大半は適正なシステムと運用になっていません。このシステムはトレ-サビリティ法の管理省庁から細部にわたる指摘を受けて構築しています。

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